ミニトマト‼子供と一緒に育てよう!小学生でもわかる育て方
食育という言葉をよく耳にするようになったと思いませんか?
「食育基本法」というのが制定され、食べることの大切さを色々な側面から言われています。そんな食育、難しく考えることはありません。
家庭菜園・ベランダ菜園で気軽に始めましょう。
Index
・ミニトマトの基本データ
・ミニトマトの栽培カレンダー
・栽培の準備
・用意するもの
・苗の選び方
・ミニトマトの育て方
・苗の植え付け
・水やり
・支柱を立てる
・脇芽摘み
・追肥
・受粉
・ミニトマトの収穫
・ミニトマトの病気・害虫
・まとめ
ミニトマト基本データ
トマト(学名:Lycopersicon esculentum)
原産地 南アメリカのアンデス山脈高原地帯(ペルー、エクアドル)
科目 ナス科ナス属
花の咲く季節 5~8月
分類詳細 双子葉植物合弁花 ナス科
丈 100~150cm
日本での食用としての栽培は、明治初期に始まった。それから昭和のはじめにかけては西洋の品種が導入されたが、のちに日本で育成された品種が主。ビタミンCとカロテンも豊富に含みサラダから調理に使えるプチトマトとも呼ばれている人気の野菜である。日本語では、赤茄子(あかなす)、蕃茄(ばんか)、小金瓜(こがねうり)、珊瑚樹茄子(さんごじゅなす)とも呼ばれることがある。
ミニトマトの栽培カレンダー
苗の植え付け時期…月上旬~6月下旬
収穫時期…6月初旬~9月下旬
★冷涼地
・種まき…3月下旬~4月中旬
・植え付け…5月中旬~6月初旬
・収穫…7月初旬~9月中旬
★中間地
・種まき…3月初旬~4月初旬
・植え付け…5月初旬~5月下旬
・収穫…6月下旬~9月下旬
★暖地
・種まき…2月下旬~3月下旬
・植え付け…4月下旬~5月中旬
・収穫…6月中旬~10月初旬
栽培の準備
準備するもの
・ トマトの苗
・ トマト用の土(野菜培養土でもOK)…排水性の高いもの
・ プランター…深さが30㎝のもの
・ 専用の底石…軽くて通気性のいいもの
・ トマト用(野菜用)肥料…トマトに合うものか確認すること
・ 支柱…高さ1m以上
・ 紐
・ 剪定ばさみ
トマトの苗の選び方
トマトの苗の種類は2種類あります。
• 実生苗・・・タネから育てた苗
• 接ぎ木・・・野生種など丈夫な品種に栽培品種をくっ付けた苗
一見すると同じようですが、実生苗は感収穫量も接ぎ木苗に比べると少ないそうです。接ぎ木苗は病気になりにくく、収穫量が多いので初心者は接ぎ木がいいとホームセンターで教えてもらいました。
接ぎ木苗は、元は病気に強い品種を使い1㎝位上からがラベルついている栽培品種をくっ付けています。両方のいいとこどりですね。
根元にクリップが付いているもの、デルモンテ等から販売されている1個1個の苗にタグが付いているような種類はほぼ接ぎ木苗だそうです。
★選びのポイント
・ 節と節の間が詰まっていてしっかりしている
・ 茎が小指くらい太い
・ はっぱのいろが濃い緑
・ 病害虫の被害に遭っていない・土にカビがついていない
・ 下の方に蕾がついているか花が咲いている
・ ポットの鉢底穴から白い根が見える
・ 苗が大きくしっかりしている
・ 購入することする時期が4月下旬~5月初旬
ミニトマトの育て方
苗の植え付け
★土…ミニトマトはアンデス山脈高地原産なので、水はけのいい土を好みます。トマト用の土があるのでできればそれを準備します。トマトにあった酸度になっています。また、他の植物用と違い排水性も考えられているのでお勧めです。
★プランターの準備…プランターの底に3㎝くらいまで底石を敷き詰めます。土はプランターの縁から2~3㎝ほど下まで入れ、水を掛けます。
★植え付け…植えるところを少しくぼませます。ポットの2/3くらいの深さ。複数植える場合は間隔をあけましょう。植えたら根本が高くなるよう盛土にしておきましょう。全部植えたら水をたっぷりあげましょう。
水やり
★植え付けから1~2週間ほど根が付くまでは、土の表面が乾いたら水をたっぷりあげます。
★根付いたら、水やりの回数を極力減らします。土の中が湿っている場合はまだ水やりの必要はありません。水と肥料をあげすぎると葉っぱが茂りすぎて、実があまりなりません。葉っぱが少ししおれてきたら水をあげます。
★梅雨・大雨に注意‼水が多すぎると実が割れたりするので、雨除けしておきましょう。
支柱を立てる
★2~3週間したら支柱を立てます。大きくなる品種でしたら1.5mくらいの支柱を用意しましょう
★支柱をたてる時には根っこができるだけ少ないところにしましょう。
★蕾の反対側に支柱を立てます。朝顔のように周りに支柱を立てるのもよいです。紐でくくる際には一度クロスさせてから支柱にくくりつけます。
脇芽摘み・摘芯
★脇芽を摘む…葉の付け根から生えてきた脇芽は摘んでいきましょう。プランターでは特に栄養が余計なところへ行ってしまうと実の付きが悪くなります。見つけたら大きくなる前に摘みます。菌が入りにくいよう晴れた日にしましょう。
★摘芯…ミニトマトの丈が支柱を超えるくらいになったら、それ以上大きくならないよう主枝を切ります。
追肥
最初の実が大きくなってきたら追肥をします。早すぎると花が落ちやすくなることもあるので、注意が必要です。肥料の種類にもよりますが、3週間に1回は追肥しましょう。
受粉
ベランダなど虫が来ないところで育てている場合は、人工授粉します。確実に実を付けさせたければ、市販のホルモン剤を使うといいでしょう。
ミニトマトの収穫
花が咲いて1か月たったころから、ようやく収穫です‼
へたの近くまで赤くなっている実を、朝の涼しい時にハサミで切って収穫します。朝のサラダで早速食べたいですね。
ミニトマトの病気・害虫
★病気…立枯れ病・うどん粉病・褐斑病、連作で細菌が繁殖した土壌病害。土壌を消毒しましょう。予防のため、ミニトマトの根元にニラを一緒に植えておくと予防を期待できます。
★害虫…アザミウマ・アブラムシ・カメムシ・コナジラミ・オオタバコガ・テントウムシダマシ・ハモグリバエ、基本見つけたら除去します。天然素材の農薬も売っているので、利用してもいいでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?初心者でも接ぎ木の苗を選んで、水をあまりあげなくても育てることができます。
お子さんと記録を取りながら育てれば、夏休みの研究にもなり一石二鳥になります。
また、調べてみて初めて知ったのですが、室内での水耕栽培が自宅でもできるように進化してきてるんですね。水に溶液を入れて電気で対流させるプランターに、成育用LEDライトで育てる方法も、ぜひ試してみてください。
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