入学祝いの金額はいくらにすればいい?お祝いの相場とお返しは?

お祝い

入学祝いの金額はいくらにすればいい?お祝いの相場とお返しは?

桜の季節になると、真新しいランドセルを背負った子どもたちや少し大きい制服に身を包んだ子どもたちを見かけます。そうした子どもたちの幼稚園の入園をはじめ、小学校・中学校・高校などの入学や進学に対してお祝いを贈る、それが「入園・入学・進学」のお祝いです。
こちらでは、甥っ子や姪っ子、孫への入園祝いや入学祝い、進学のお祝いの相場や時期、贈り物にはそれぞれどんなものが適しているのかなど、熨斗やお返しについてもご説明します。

Index

入園祝い・入学祝い・進学祝いを贈る時期
入園祝い・入学祝い・進学祝いの相場・金額
 ・幼稚園・保育園の入園祝い
 ・小学校の入学祝い
 ・中学校の入学祝い
 ・高校の入学祝い
 ・大学の入学祝い
入園祝い・入学祝い・進学祝いを渡すときのマナー
 ・のし袋の種類
 ・のし袋表書きの書き方
 ・のし袋の中袋の書き方
 ・中袋に入れるお金の入れ方
 ・中袋がない場合のお金の包み方
 ・のし袋のたたみ方・渡し方
入学祝いのお返し
入学祝いをいただいた時のお礼状
まとめ

入園祝い・入学祝い・進学祝いを贈る時期

入学祝いを渡す時期は、入学式の1ヶ月前ごろ(遅くても3月中には)が目安です。高校や大学の場合は受験のあと、合格の連絡をもらって入学が決まったら、入学式の 2〜3週間前までに贈ります。
準備に間に合うように渡すようにしましょう。

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入園祝い・入学祝い・進学祝いの相場・金額

入学祝いの正式な金額の相場は決まっていません。甥・姪への入学祝いは、小学校入学から~大学の進学まで一貫して10,000円としているという家庭もあるようです。
理由としては、兄弟や親戚で値段に差をつけないためだそうです。
金額を統一するかどうかも親戚で話し合っておくといいですね。

幼稚園・保育園の入園祝い

幼稚園・保育園の入園祝いは、5,000円から10,000円程度。
幼稚園・保育園の入園祝いで選ばれる品物は、お弁当箱や靴下、タオルやハンカチなどの日常品、園に入ってから必要になるものがおすすめ。絵本や図鑑など子供の好奇心をくすぐるものなども喜ばれます。園によっては指定の物もあり、前もって希望を聞いておきましょう。

小学校の入学祝い

お孫さんへの金額の相場
おじいちゃんおばあちゃんは3万円~10万円と金額も様々。その理由は、ランドセルや学習机などを贈ることが多いため。
小学校で必要であるにもかかわらず値段が高いため、おじいちゃんおばあちゃんに買ってもらうというのが今でも定番のようです。
甥っ子姪っ子への入学祝いの相場
親戚は3,000円~10,000円が金額の目安。
本人が喜ぶプレゼントなども一緒に渡す場合は、金額はそんなに多くないようです。自由に使える現金ではなく、図書カードやギフト券・文房具など、その子の学習や生活に役立てられる贈りものも人気です。

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中学校の入学祝い

中学校の入学祝いの相場は5,000円~30,000円が金額の目安。
中学の入学祝いの品物では、文具券、図書カード、商品券、靴、腕時計、通学カバン、制服、辞書・辞典、地球儀、定期入れなどがおすすめ。中学から本格的な部活に入る人には、入部時の道具や教材、ウエア等に使える準備資金として考える方も多数いました。

高校の入学祝い

高校の入学祝いの相場は10,000円~30,000円が金額の目安。
高校は受験をして入学をする人も多く、頑張ったね。という気持ちも込めて贈る方が多いようです。
甥っ子姪っ子が高校にあがるころには、年齢が30代になってきますよね。やはり30代を迎えると、お祝い金10,000円~30,000円が相場になります。祖父母はこれまでと変わらないですが、孫にねだられたら大きなプレゼント(ブランド品とかノートパソコン、今だとタブレットでしょうか)も一緒にあげることもあると思います。そちらとのバランスを考えて金額を決めます。
また中学までは親に渡していたお祝いも、高校からは本人に渡すという方も増えるのが高校の入学祝いでした。
ただしその祝い金を、親と本人どちらが管理するのかは相手の家庭にもよりますので、事前に親に伝えるか親の前で渡すようにするのが良いでしょう。

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大学の入学祝い

大学の入学祝いの相場は10,000円~50,000円が金額の目安。
大学入学のお祝いには地元を離れて通ったり、一人暮らしをするケースも増えるため、必要な品物や現金、電化製品やギフトカードを贈るケースも多いようです。長く使えるレザー製品やパソコン、タブレット、腕時計など上質な品物が選ばれることも。

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入園祝い・入学祝い・進学祝いを渡すときのマナー

孫や親戚、知り合いの子供に入学祝いを現金で渡す場合は、のし袋を用意するのが一般的です。
のし袋には種類があり、用途によって使い分ける必要があります。
また、のし袋の表書きの書き方や中袋の書き方、お金の入れ方や向きまで、入学祝いを渡す時に必要なマナーの説明をします。
せっかくのお祝いですから相手に失礼にならないよう、しっかり確認して渡しましょう。

のし袋の種類

古代の日本では“魂を結び入れる”という結びの信仰がありました。そこに魂を込めるという意味で贈り物に結び目を作ったものが水引です。
水引には、一度結んだらほどけない“結び切り”とほどける“蝶結び”の2種類があります。
結び切りの仲間として、あわび結び(あわじ結び)・輪結び・老いの波があります。
基本的に、“結び切り”は一生に一度の結婚や葬儀、“蝶結び”は何度あってもよい出産祝いやお中元、お歳暮に使われます
基本は「蝶結び」。ただし関西では「あわび結び」を使う地域もあります
入学祝いは、何度あってもよいお祝い事なのでほどける“蝶結び”を選びます。ただし、関西では“あわび結び”を使うところもあるようなので、確認しておきましょう。
慶事の水引は赤白や紅白、金銀、金赤など華やかな色を使います。

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のし袋の表書きの書き方

 表書き上段の書き方は、“御入園御祝”・“御入学御祝”などが一般的。
“祝 御入学”と書く場合もあります。また、使い道を明記したい場合は“電化製品料”・“スーツ料”などと書いてもいいです。子どもへのメッセージを書くのもおすすめ。
表書き下段の書き方は、自分の名前を書きます。苗字だけでもフルネームでもどちらでもかまいません。
慶事の際は、太文字で濃く書くことが、縁起が良いため、できれば毛筆で書くことをお勧めします。

のし袋の中袋の書き方

中袋の表面には金額を書きます。大字の“壱・弐・参・伍”などの漢数字で書きます。
裏面の右下には住所、左下には名前を書きます。

中袋に入れるお金の入れ方

まず、お札は新券を用意します。そして、中袋の表面と同じ方向で、お札を表向きにして入れます。

中袋がない場合のお金の包み方

白い紙(できれば半紙のような和紙)の中央にお札を置きます。そして、左を折りそれから右を折り上下を後ろへ折ります。お札の向きは表側が上になるようにしましょう。

のし袋のたたみ方・渡し方

のし袋の裏のたたみ方
上を折ってから下を折ります。反対は不幸の際の折り方になりますので間違えないようにしましょう。
渡し方
のし袋はふくさで包みだした際ふくさを台にして差し出します。ふくさのたたみ方は、左・上・下・右の順で折ります。お祝い事なので明るい色のふくさで包みましょう。

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入学祝いのお返し

収入のない子供への贈り物ですから、本来お返しは必要ありません。本人から直接または手紙や電話などで感謝の気持ちを伝えることは大切です。ランドセルを頂いた場合は、ランドセルを背負った写真に、子どもが書いた“ありがとう”の手紙を添えると喜ばれます。文字が書ける年齢なら、手紙でお礼を伝えるのも喜ばれます。どうしてもお返ししたいときは、「内祝」の表書きで、子供の名前で贈ります。金額の目安としては、いただいた金額の3分の1から半額程度までとなります。

入学祝いをいただいた時のお礼状

品物をいただいたらなるべく早く出すこと
遅くとも入学式が終わってすぐ、写真も一緒に贈ると喜ばれます。
まずは時候の挨拶を書き、お礼の気持ちを述べます。そして、本人の喜びの様子を伝えます。
相手が友達の場合は堅苦しくなくてもよいので自分の言葉で表現しましょう。注意点は、親バカぶりを出しすぎないようにします。また、親の名前だけでなく子供の名前も忘れずに。

まとめ

入園や入学は子供の成長を感じる大きな節目の一つです。親しい人達とともに祝い、喜びを分かち合うことのできる機会はこれからの子供の成長にも大きな影響を与えるはず。
新しい世界への門出を、笑顔でお祝いしてあげてください。

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