エアコンをよく使う夏場、カビ対策はどうしたらいいの? 掃除方法とは?

エアコン

エアコン内部の掃除方法から、カビを防止する方法までご紹介します。

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エアコンのフィルターのカビ掃除3ステップ
エアコンのフィン(熱交換器)の掃除5ステップ
エアコンのファン(クロスフローファン)の掃除7ステップ
エアコンのカビを防止する方法
まとめ

エアコンのフィルターのカビ掃除3ステップ

①エアコンの電源を切る

エアコンの掃除をするときは、必ずエアコンの電源を切るか、ブレーカーを落とす、またはコンセントを抜いてから掃除しましょう。

②フィルターを外して掃除機をかける

エアコンの前面のパネルを開くと、フィルターが出てきます。多くの場合は2枚の同じような形のフィルターになっています。

フィルターを取り出す時は、高い場所なので椅子の上などに乗って気をつけて外しましょう。また、長い間フィルターの掃除をしていないと、引き出す時に自分の顔にホコリがかかってしまいますので注意してください。

最初は、フィルターをエアコンにつけたまま、掃除機でフィルターのホコリを吸い取ります。掃除機の先にブラシ状のアタッチメントをつけると良いでしょう。もし掃除機の先のアタッチメントが無いようであれば、100円ショップで掃除機の先だけ販売されているのでこの機会に購入することをオススメします。

③フィルターを水で洗う

掃除機でホコリがだいたい吸えたら、今度はフィルターを水で洗います。掃除機で取れなかった細かいゴミを洗うのです。洗った後は、きちんと乾燥させてからエアコンに取り付けましょう。

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エアコンのフィン(熱交換器)の掃除5ステップ

フィンとは、エアコンの熱交換器のことでアルミの板がたくさん並んだ部分です。フィンを掃除すると、熱交換効率がグッとアップします。

普通に市販されているエアコンのの洗浄スプレーは、「フィン」を洗浄するためのものです。後から述べる「ファン」を洗浄するためのものではありません。「フィン」と「ファン」と、言葉も似ているので間違いやすいのですが、掃除の方法が違いますので注意が必要です。エアコンの洗浄スプレーの説明書きには「フィン用」もしくは「ファン用」と書かれているので、買うときに間違えないようにしましょう。

①エアコンの電源を切りフィルターを外す

最初は電源をオフにしておきます。そして、フィルターを掃除する時と同じように、エアコンの前面カバーを開きます。フィルターの奥にあるのがフィンなので、フィルターを外します。

②エアコン内部の右側をビニールで保護する

エアコンに向かって右側には電気系統の機械が集中しています。電気系統は濡らしてしまったり、スプレーをかけてしまうと、最悪の場合は壊れてしまいます。壊さないためにも、エアコンの右側はビニールやラップでおおってしまいましょう。ビニールと養生テープで保護するのが簡単です。

③エアコンのフィンに掃除機をかける

右側が保護できたら、フィンの部分に掃除機をかけます。掃除機の先に細かいブラシのアタッチメントをつけて掃除してください。ブラシに力をいれすぎて、フィンに圧力をかけてしまうとフィンが曲がってしまうので注意しましょう。

④フィン用スプレーやスチームクリーナーをふきかける

フィンに掃除機をかけ終わったら、フィン用洗浄剤スプレーを、端からまんべんなくスプレーしていきます。洗剤を使用するのが嫌であれば、スチームクリーナーで掃除するのも良いでしょう。

スプレーでふきつけた液体は、基本的には前には落ちてこない仕組みになっています。パイプを通じて野外に出る仕組みになっているので、フィン掃除の時には廃液のための養生をする必要はありません。

しかし、時たまスプレーの液体がたれてきてしまうことがあるので、エアコンの下は新聞紙をひくなどして洗剤や汚れがポタポタとたれてきても良いようにしておきましょう。

⑤エアコンのフィンを乾燥させる

フィン全体にスプレーしおわったら、15分ほど乾燥させます。この時はエアコンを使用して乾燥させるのではなく、自然に乾かします。フィンの様子を見て、乾いたなと思ったらフィルターを設置して、前面カバーでフタをすれば完了です。

フィンに洗剤が残るのが心配であれば、乾燥させる前に水でスプレーしておくのも一つの手です。

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エアコンのファン(クロスフローファン)の掃除7ステップ

実はエアコンの掃除で一番大切なのは、「ファン」の掃除です。フィルターや「フィン」は掃除しやすい構造ですが、この「ファン」は一番掃除が厄介で時間もかかります。

①エアコンのファン用スプレーを用意する

ファンを掃除する時には、フィン掃除と同じようにファン専用のスプレーを使用します。フィン用のスプレーはサラサラしているので、カビの有る場所に止まってヨゴレを分解してはくれません。ファン用のスプレーは、泡でできているので、カビやヨゴレの場所にとどまってくれて、ヨゴレを分解してくれます。
泡状になっていて、しばらくカビの部分に止まってヨゴレやカビを分解、洗浄してくれるスプレーであれば、種類は何でもOKですよ。

②エアコンの電源を切る

ファン洗浄剤の使用方法ですが、リモコン操作でファンが間違って回ってしまうと、手を怪我してしまいますので、ブレーカーを落とすかコンセントを抜いておくと良いでしょう。

③エアコン洗浄カバーでエアコンを囲う

エアコンから汚れを含んだ洗浄剤がたれてくるので、大きなゴミ袋などで養生しておきます。専用の洗浄カバーも市販されています。
エアコンの下にポタポタと汚い水がたれてきても大丈夫なように、エアコンの下の物はどけて新聞紙やビニールなどを敷きましょう。

④ファンにスプレーもしくはスチームクリーナーをふきかける

次に泡になるスプレーをファンにスプレーします。360度、すべての面に泡がつくように、ファンをくるくると回しながらスプレーしてください。スプレーし終わったら、泡が汚れを分解するのを待ちます。洗剤にもよりますが、20分から30分放置しておけば良いでしょう。

洗剤を使いたくなければ、スチームクリーナーで掃除してもかまいません。

⑤30分程度放置しておく

放置している間に、汚れた洗浄液がポトポトと下に垂れてきます。20分から30分すぎて、ポトポトと下に汚水が垂れてこなくなったら終了です。養生したビニールなどを外しましょう。

⑥エアコンのファンを乾燥させる

掃除の後に水分を吹き飛ばすために、エアコンをいれます。エアコンの電源をオンにして、空気が出て来る吹き出し口にタオルを当てて、送風します。
ファンの中にあった水分が吹き飛ばされてきますのでタオルを置いておかないと、部屋中に汚水が飛び散ってしまいますので要注意です。それと、スプレーの後のエアコンでの送風は必ず行いましょう。せっかく掃除したのに、送風で水分を飛ばさないと、汚れた洗浄液が今度はカビの原因となります。

⑦取り切れなかったカビを取る

泡のスプレーの掃除だけでは取り切れなかったカビは、綿棒や割りばしに布を巻いたものなどで取りましょう。ファンの羽、一つ一つを綿棒で掃除していくのは気が遠くなるような面倒な作業ですが、泡のスプレーよりも確実にカビが拭き取れる作業です。汚れ具合を見て、きれいにしましょう。

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エアコンのカビを防止する方法

 上述した通り、エアコンにはカビが生えやすいものですが、カビの繁殖はちょっとした工夫で防ぐことができます。

カビ対策その1:冷房使用後は暖房/送風運転をする

 エアコンの冷房機能を使用すると、結露により、エアコン内部の湿度が上がりやすくなります。それを防ぐのに有効なのが、冷房機能を使った後、30分~1時間ほど暖房または送風運転をすること。
 これによってエアコン内部が乾燥され湿度が下がるため、カビ菌の増殖を防いだり死滅させたりする効果があります。

カビ対策その2:室内の換気をする

 カビの繁殖条件の1つは、汚れやホコリ。エアコンは使用するたびに室内に浮遊しているホコリがフィルターにたまっていくので、窓を開けたり換気扇を回したりして、小まめに換気し部屋の汚れを外に追い出すことが、カビ対策につながります。
 天気がいい日には積極的に窓を開けて換気を行い、部屋の空気を新鮮なものに入れ替えましょう。空気をきれいにするだけでなく、湿度を下げる効果もあります。

カビ対策その3:室内の湿度を下げる

 室内の湿度が高ければ高いほど、その空気を吸い込むエアコン内部の湿度も上がってしまいます。特に冷房を頻繁に使用する梅雨から夏にかけては、湿度が高くなる傾向があります。できるだけ室内の湿度を下げるようにしましょう。
 また、賃貸アパートやマンションなどの集合住宅では機密性が高いため、一戸建てよりも湿度が高くなる傾向にあり、特に注意が必要です。以前住んでいた賃貸では、家具の裏の壁紙にカビが生えていてびっくりしたことがあります。コンクリート打ちっぱなしなどの建物は特に注意が必要です。
 室内の湿度を下げる具体的な方法は、以下の通りです。
   • 料理中は換気扇を必ず点けて、水蒸気を外に逃がす
   • 市販の除湿剤を部屋に置く
   • 窓を開けた状態で扇風機を使い、外に空気を逃がす

 どれも簡単にできることなので、気付いたときに小まめに行うようにしましょう。

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まとめ

いかがだったでしょうか?今回は「フィルター」「フィン」「ファン」の掃除の仕方、カビ対策についてまとめました。掃除機能付きエアコンでも定期的な掃除は必要なので、エアコンチェックは忘れずにしてくださいね。

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