ナスの栽培・育て方♪プランターで始めよう!!
食育という言葉をよく耳にするようになったと思いませんか?
子どもと一緒に、家庭菜園・ベランダ菜園で気軽に始めましょう。
Index
・ナスの基本データ
・ナスの栽培カレンダー
・栽培の準備
・準備するもの
・苗の選び方
・ナスの育て方
・苗の植え付け
・水やり
・支柱を立てる
・脇芽摘み・摘芯
・追肥
・受粉
・更新剪定
・ナスの収穫
・ナスの病気・害虫
・まとめ
ナスの基本データ
ナス (学名:Solanum melongena kouki)
原産地 インド(推定)
科目 ナス科ナス属
花の咲く季節 4月下旬~9月
生育適温 20~30℃
丈 80~100cm
ナスはキュウリやミニトマトと並んで果菜類の中でも需要の高い果菜類。土壌適応性も高くプランターでも露地栽培でも上手に育てられる。ナスに含まれる栄養価は、ビタミンB群・Cなどのビタミン、カルシウム・鉄分・カリウムなどのミネラル成分、食物繊維などがバランス良く含まれる。食物繊維も豊富で、ナスの皮には紫黒色の色素アントシアニンやクロロゲン酸などの抗酸化成分「ポリフェノール」が含まれている。
ナスの栽培カレンダー
苗の植え付け時期…4月下旬~6月下旬
収穫時期…6月初旬~9月下旬
★冷涼地
・種まき…3月上旬~3月中旬
・植え付け…5月中旬~6月初旬
・収穫…7月初旬~9月中旬
★中間地
・種まき…2月中旬~3月初旬
・植え付け…4月下旬~5月中旬
・収穫…6月所旬~10月初旬
★暖地
・種まき…2月初旬~3月初旬
・植え付け…4月中旬~5月初旬
・収穫…5月下旬~10月下旬
栽培の準備
準備するもの
・ ナスの苗
・ 野菜培養土※古い土は消毒して元肥と苦土石灰を混ぜ、連作は避けましょう。
・ プランター…深型菜園プランター、容量30リットルくらいのもの
・ 専用の底石
・ 追肥用野菜肥料…ナスに合うものか確認すること
・ 支柱…高さ1m以上
・ 紐
・ 剪定ばさみ
ナスの苗の選び方
★ポイント
・茎が太い
・葉が大きく色が濃く厚みがある
・双葉が残っていて傷がなく元気
・本葉が7枚以上(花や蕾があるとなおよい)
・病気・害虫がない
★ナスの苗の種類
• 実生苗・・・タネから育てた苗
• 接ぎ木・・・野生種など丈夫な品種に栽培品種をくっ付けた苗
接ぎ木苗は病気になりにくく、初心者向け。
ナスの育て方
苗の植え付け
★苗の準備…購入した苗は、いきなり植え付けるのではなく、二日間ほど外へ置いておき、同じ環境の場所に慣らしておきましょう。
★土…ナスはインド原産なので、水はけと水もちの良い土が最適です。野菜培養土が販売されているのでできればそれを準備します。肥料など入っていてそのまま使えます。
★プランターの準備…プランターの底に3㎝くらいまで底石を敷き詰めます。土はプランターの縁から2~3㎝ほど下まで入れ、水を掛けます。
★植え付け…まず、植え付け前日か当日に、植え付ける予定のポット苗に水を与えておきます。ナスの根を傷つけないためです。
植えるところを少しくぼませます。次に植え穴に水を染み込ませます。ポットと同じくらいの深さ。複数植える場合は間隔をあけましょう。深植えにならないよう注意します。植えた後、仮支柱を立てておきましょう。全部植えたら水をたっぷりあげましょう。
水やり
植え付け後から根付くまでの1~2週間は、土の表面が乾かないように注意し、毎日水を与えます。
根付いた後は、2,3日おきに土の表面が乾いていたら、プランターの底から水が出てくるまで水を与えます。
気温が高くなってくると、かなりの量の水を必要になるので、水切れに注意します。 朝に水を与えても、夕方には乾いていることがあるので、チェックしましょう。
ナスは水切れや乾燥を嫌いますが、常に湿気た状態だと根腐れなどを 起こすので、梅雨時の水やりは毎朝土の表面が乾いていれば水やりをするようにしましょう。
支柱を立てる
★2~3週間したら支柱を立てます。大きくなる品種でしたら1.5mくらいの支柱を用意しましょう
★支柱をたてる時には根っこができるだけ少ないところにしましょう。
★朝顔のように周りに支柱を立てるのもよいです。しっかり枝を支えられるよう頑丈な形で支柱を立てましょう。紐でくくる際には一度クロスさせてから支柱にくくりつけます。
脇芽摘み・摘芯
★脇芽摘をむ….まず、2本仕立てにするか、3本仕立てにするかを決めます。初心者は3本仕立ての方が作業はしやすいです。ここでは、3本仕立てで説明します。一番花のすぐ下と、さらにもう1つ下の節から出たわき芽を伸ばします。伸ばすわき芽よりも下の節から出たわき芽は、小さいうちに摘みます。わき芽は見つけたら、その都度摘むようにします。
★摘芯…元々の枝を主枝といい、伸ばした2本の脇芽を側枝といいます。側枝に一番目の花が咲いたら、花から上についた葉2枚残し枝の先を切ります。花が実になり収穫したら、実の下あたりを切ります。その下からの脇芽を伸ばし、花が付いたら、また上から2枚の葉を残して、枝の先を切ります。それを繰り返していきます。
追肥
肥料と水やりを欠かさないようにします。植え付けから約3週間後には追肥してあげましょう。茎を取り巻くようにして巻きます。根元に直接まくとトラブルの原因になるので気を付けます。
追肥のタイミングは花が咲いた際の雄しべと雌しべを比較して、雌しべが短い場合に与えます。
受粉
ナスには花の中心に雌しべが1本あり、その周りを囲むように雄しべが複数本ついています。雌しべが雄しべよりも長く出ているため、雄しべの先端から出た花粉が自然につきやすくなっています。
そのため、虫などが受粉の手伝いをすることもありますが、風で揺れるだけでも、ナスは受粉しやすいということになります。
※肥料切れが起きると、ナスの花は雌しべが短くなり、受粉できなくなります。
更新剪定
夏になると、それまで順調に実をつけていたナスも、花をつけなくなったり、開花しても受粉不良などで実が育たなくなってきます。
ナスの更新剪定を行い、同時に根切りと追肥をしましょう。実のなりにくい真夏の時期に、株を休ませると、また、涼しくなってきたころに実をつけるようになります。
★伸びている枝それぞれ、葉を1枚~3枚残して枝を切ります。
★地植えだと、根元から30cm付近を根切りしますが、プランターではいつのプランターに2株植えているとして、その間を根切りします。
★シャベルで根を切った隙間から、500倍に薄めた液体肥料をまいて土と軽く混ぜ合わせます。
ナスの収穫
ナスが大きくなってきたらいよいよ収穫です‼
余り大きくなりすぎると枝が疲れてしまうので、10cm~15cmになったら収穫しましょう。
ナスの病気・害虫
★病気…立枯れ病・うどん粉病・褐斑病、葉巻病、輪紋病、モザイク病、連作で細菌が繁殖した土壌病害。土壌を消毒しましょう。予防のため、ナスの根元にニラやパセリを一緒に植えておくと予防を期待できます。
★害虫…アブラムシ・カメムシ・オオタバコガ・テントウムシダマシ・ナメクジ・アズキノメイガ、ハスモンヨトウ、基本見つけたら除去します。天然素材の農薬も売っているので、利用してもいいでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?ナスはたくさんの水やりと、脇芽取りと摘芯の繰り返しが必要ですね。父とよくナスを育てていましたが、こうやって文章にすると難しそうに感じますね。でも、なれてくれば大丈夫。ナス作りにもチャレンジしてみてください。
ナスづくりに詳しいサイトも載せておきます。とっても丁寧で分かりやすく私にとっての神サイトです。
ナスの育て方.com
https://nasu-sodatekata.com/
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